令和6年度互見授業の振り返りとまとめ~アンケート結果より~
今年度実施した互見授業の振り返りをして総括を行いました。
互健授業後にアンケートをとった結果です。
Ⅰ 「目標について、当てはまる欄に〇をつけてください。」という質問に
対しては、【%は、良くできた、まあまあできた、あまりできなかったと
答えた順】
・教師が連続して20分以上話さないようにした。【65.9%、29.5%、4.5%】
・ペアやグループで考える時間を10分入れた。【54.5%、29.5%、15.9%】
・本時で考える課題(問い)を用意した。【52.3%、43.2%、4.5%】
・生徒がその時間でどのような資質・能力を身に付けるか意識した。【43.2%、 54.4%、2.3%】 という結果でした。
教師が連続して話さない項目は比較的できたものの、ペアワークや、問いを用意する、生徒が身に着ける資質・能力を意識する項目は改善が必要です。
Ⅱ 「ICT活用について、当てはまる欄に〇をつけて使用例を参考に書い
てください」という質問に対しては、【人数はICT機器を使った教員
の%、ICT機器の使用例】
・電子黒板の使用【 56.8% 資料の提示、生徒の意見交換、動画視聴】
・タブレットの使用【 68.2% 検索、実験内容の撮影、ロイロノート】
・ロイロノートの使用【 43.2% 資料の提示、テスト、課題の提示、クイ
ズ、共有ノート、レポート作成・提出】
・その他アプリの使用【 11.4% サファリ、辞書アプリ、時計アプリ、YouTube】 という結果でした。
単元等授業内容にもよりますが、ICT機器の活用も進んできているようです。
また、自由記述で、「今回の授業でうまくいったところ、改善が必要なところ」をきいたところ、「ペアワークがスムーズに行われた。読みの練習がマンネリ化していたので他の方法も探したい。」、「グループ内で発表した後、発表者に良かった点を伝えることで、互いに努力を認め合えたところが良かったと思う。良かった点を言われた時の発表者の笑顔が印象的だった。」、「生徒の問いから、内容に関する新たな問いが生まれ、その問いを解決するために、生徒の興味・関心が高まった。」などの記述がありました。
その上、「今後授業で取り組みたいこと」をきいたところ、「実験以外の授業でも。グループ活動等を取り入れられるように教材研究を進めていきたい。」、「外部との連携等、生徒の視野を広げる学習」などの記述がありました。
より詳しい総括は、ホームページに掲載予定です。
互見授業をとおして、生徒が生き生きと取り組んでいた姿が多数見られました。生徒に身に付けさせたい資質・能力を意識し、生徒がどのような「問い」を立てるかを考え学習者中心の授業となるように授業をデザインすることが大切です。そのためには教員自身が「問い」を立て授業改善に取り組んでいきますし、今後は学習指導要領を読み込み、確実な実施ができるようにしていきます。