互見授業中間報告~家庭基礎、化学~
本校で実施している互見授業の続報です。教職員は生徒のために工夫を凝らして授業をデザインしています。
家庭基礎では、教員が作成した動画を見ながら裁縫を進めています。わからなければ動画を戻したり、友達と対話したり、教員に質問したりして進めていました。対話的で、個別最適な学びであると感じました。担当教員は、「動画は授業時、作業が早く進んでいる生徒が撮ってくれました。作業は和やかになるし、楽しいです。これを完成させて、次の食生活の調理実習で使います。」などと話していました。
また、化学の授業では電気分解の実験を行いました。事前に学習した内容に基づいて電極の変化をグループで予想しました。話し合うことで理解が深まり、実験につなげることができていました。実験後の振り返りでは、「発生、生成した物質の変化のようすを直接観察することで、教科書ではわからないことを知ることができた。」との記載がありました。理論と実践を組み合わせることで、生徒は多くの学びを得ました。
10月1日の研修では、生徒の学びは点数のみでは評価できない部分があることを学びました。新学習指導要領にのっとり3観点による評価を行っていますが、教員は、点数には表れにくい生徒の「気づき」や「成長」をしっかりと認めて生徒に声をかけていく必要があると感じました。